2017年7月28日放送

ガソリンスタンドで消防訓練

ガソリンスタンドでの事故発生時において従業員の対応を確認しようと、先週金曜日(21日)青笹町で消防訓練が行われました。その様子が届きましたのでお伝えします。この訓練は、高齢者4人が乗車する車がガソリンスタンドの給油機の前で止まろうとしたところ、誤ってアクセルを踏んだことによって給油機に激突し灯油が流出、火災が発生したことを想定して岩手県JA-SSチェーンが行いました。訓練に参加した従業員たちには、負傷者数や車両火災が発生することなどは事前に知らされておらず、従業員たちが有事の際どう判断して動くのかを検証するという訓練です。従業員たちは、事故発生後すぐに乗用車に駆けつけ、乗っている負傷者の救助にあたり、自分では歩けない人に介添えをして安全な場所まで避難させるなど、状況に応じた迅速な対応をしていました。また、灯油が流出している箇所にすぐに油吸着マットを設置したり初期消火にあたったりして、万が一の際にどのように動けばいいか一連の流れを確認しながら有事の際への心構えを新たにしていました。訓練終了後には、遠野市消防本部の職員が「迅速で状況に応じた対応をしていたのでよかった。現場に到着した消防隊や救急隊への状況説明が確実に行われていた。通報をする時間に遅れがあったが、被害拡大につながるので早めの通報をお願いしたい」と講評していたということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.