2017年7月20日放送

道・ネットワークシンポジウム 太い絆と命がつなぐ地方創生

岩手県内の「道の駅」の連携強化と地方創生を考える「道・ネットワークシンポジウム」が、きのう(19日・水曜日)市民センター大ホールで開催されました。このシンポジウムは、「太い絆と命の道がつなぐ地方創生」をテーマに、道・ネットワークシンポジウムin遠野実行委員会が開きました。当初は、去年8月30日に開催される予定でしたが、台風10号の影響によって延期となり、きのうの開催となりました。会場には、道の駅がある県内の市町村長や道の駅に絡む県内外の建設関係者などおよそ700人が集まりました。主催者代表あいさつでは、本田市長が「ただ道路整備をするのではなく、我々市町村がそれを活かし、しっかりとネットワークとして構築していくことが大事」と述べました。このあと、日本の国土整備に対し多方面で活躍している3人を講師に迎え、対談などが行われました。初めに、筑波大学特命教授の石田東生さんが、「道の駅と道路政策のイノベーション」について基調講演をしました。続いて、公益社団法人土木学会会長などを務める大石久和さんと内閣官房参与などを務める藤井聡さんが、高速道路の重要な役割について意見を述べました。また、現在工事中の東北横断自動車道釜石秋田線を含む高速道路ネットワークの全線開通を控え、東北・岩手・遠野に期待していることも話しました。最後は、県内にある32の道の駅が連携して元気なまちを作っていこうと、岩手「道の駅」ネットワーク構築が宣言され、シンポジウムは終了となりました。シンポジウムに参加した人たちは、高速道路の重要な役割について理解を深めながら、地域の発展のため、道の駅のあり方などを改めて見直していた様子でした。

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