遠野高校で今週火曜日(11日)新しい「遠野物語」を創るプロジェクトの講演会が開かれました。このプロジェクトは、グローバルな視点に立って地域の課題を解決し持続可能な地域の創生を担う人材の育成を図ろうと、今年度から遠野高校で取り組まれています。4回目となったこの日は、青笹町で多田自然農場を営む多田克彦さんが「戦略はストーリーで語れ-MVPは世界を開く-」をテーマに講演しました。遠野高校の卒業生である多田さんは、現在、母校、遠野高校の伝統行事「ウサギ狩り」をモチーフにした「モンブラン」を作っているということで、生徒たちに試食をしてもらっていました。また、多田自然農場で作っているチーズについて、言葉が分からないままスイスに赴きチーズを作ることになった経緯を説明しながら、「失敗の数だけ成功がある。語学1つで世界が違ってみえるので、ぜひ語学を身につけ、世界を見て体感する訓練をしていただきたい」と話していました。なお、新しい「遠野物語」を創るプロジェクトの講演会は今回で終わりとなりますが、今後は、市役所の職員やネクストコモンズのスタッフなどを招き、遠野の現状を把握し、未来について探求するプロジェクトを行うということです。Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.