2017年7月14日放送

立丸第一トンネル 工事現場見学会

土淵小学校の児童たちが、きのう(13日・木曜日)現在工事の最盛期を迎えている立丸(たつまる)第一トンネルの工事現場を見学しました。遠野・宮古間の一般国道340号立丸峠工区(たつまるとうげこうく)は、岩手県が「復興支援道路」として整備を進めていて、この道路のメイン構造物となる「立丸第一トンネル」は、平成27年度から掘削を開始し、およそ1.8kmのうち、きのう13日現在で1.79kmを突破、貫通まで残りわずかとなっています。きのうは、土淵小学校の4年生から6年生39人が、工事の最盛期を迎えているトンネル工事の現場を見学しました。初めに、遠野土木センターの職員などが、トンネルのコンクリートをスクリーンにしながら、この道路やトンネルが担う役割などについて児童たちに説明しました。そのあと、みんなでトンネルにお絵かきをしました。これは、トンネルが舗装される前の今しかできない貴重な体験で、お絵かきをしている防水シートの上から舗装されるため、開通後は見えなくなるものの、トンネルの中にはずっと残ります。児童たちは、似顔絵のほか「工事がんばってください」など、温かいメッセージを残していました。続いて、児童たちは、貫通間近のトンネルの反対側まで進んで「ドリルジャンボ」という発破(はっぱ)の火薬をつめるための穴を開ける機械を見学し、その大きさに圧倒されていました。また、濁った水を一瞬できれいにする実験もあり、児童たちは、普段なかなか見ることができないトンネル工事現場を興味津々に見入っていました。なお、立丸第一トンネルは、貫通後、舗装工事や照明・非常口などの設備工事を経て、平成30年度に開通する予定ということです。

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