2017年7月11日放送

綾織まつり

毎年、恒例の綾織まつりが今週(9日・日曜日)、綾織地区センターで開催され、たくさんの人たちでにぎわいを見せていました。ことしで23回目となった綾織まつりは、綾織町民が一同に会して、健康や豊作、家内安全などを祈願し、交流を深めようと、毎年この時期に開催されている恒例行事です。この日は初めに、子どもたちの健やかな成長と町民の健康などを祈願する神事が執り行われたあと、豆力士32人が参加した綾織わらすっこすくすく相撲大会が開かれました。この相撲大会は、2人の豆力士を向かい合わせにしてにらめっこをさせて「泣く子は育つ」の格言のもと、先に泣き出した方が勝ちとなります。取り組みでは、初めから泣き出してしまう豆力士や、まったく泣かずに笑顔のままの豆力士も居て、会場からは、笑いがわき起こるなど盛り上がりを見せていました。この後、綾織保育園や石上神楽保存会など10団体による郷土芸能共演会が開かれました。この中で、ことしは、一関市から祝(いわ)い餅(もち)つき振舞隊(ふるまいたい)が招かれ、歌い手の景気の良い歌声に合わせて千本杵(せんぼんきね)で餅をつくパフォーマンスに会場は沸いていました。また、綾織まつりに併せて、3年前の5月に遠野市社会福祉協議会と災害時相互応援協定を締結している愛知県の大口町(おおぐち ちょう)社会福祉協議会による災害時焚き出し訓練も実施されていました。この訓練では、大口町から車でおよそ13時間かけて駆けつけた職員が名古屋名物のきしめんに冷たいだし汁をかけて食べる「香露(ころ)きしめん」、350食分を提供していました。その他にもたくさんの出店も並んだことしの綾織まつりは、天気にも恵まれ暑い中での開催となりましたが、会場では、およそ500人の町民などが集まり、にぎわいを見せていました。

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