2017年7月7日放送

東京多摩交響楽団コンサート

東京多摩交響楽団のコンサートがおととい(5日・水曜日)、市民センターで開かれ、詰めかけた人たちは、迫力ある生演奏に魅了されていました。このコンサートは、旧遠野市教育文化振興財団と旧遠野国際交流協会の合併5周年を記念して開催され、会場となった市民センター大ホールには、およそ500人の市民が詰めかけました。この日、コンサートを開いた東京多摩交響楽団は、平成6年に東京都小平市(こだいらし)に誕生し、音楽大学で専門の楽器を勉強した若く優秀な奏者で構成されています。また、指揮者の新田敏則さんは、お隣、釜石市の出身で、新田さんのお父さんが上郷町出身ということから、遠野にも縁(ゆかり)があります。コンサートでは、喜歌劇(きかげき)「軽騎兵(けいきへい)」序曲(じょきょく)など、誰もが一度は聞いたことのある一般向けの曲が披露され、詰めかけた人たちを迫力ある生演奏で魅了していました。また、市民コーラス団体との共演も行われ、出演した市民たちは、生演奏に合わせて美しい歌声を響かせていました。また、プログラムの中には、詰めかけた人たちが実際に指揮をとる体験コーナーもあり、中学生から一般までの参加者たちが指揮台に立ってベートヴェンの運命を指揮していました。フィナーレでは、東京多摩交響楽団と遠野高校吹奏楽部のコラボレーションで、坂本九の「上を向いて歩こう」が演奏されると、詰めかけた人たちからは、一体感のある見事な演奏に拍手がおくられていました。

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