2017年6月29日放送

特殊詐欺を未然に防ぎ警察から感謝状

特殊詐欺被害を未然に防いだ市内のコンビニエンスストアと従業員に、きのう(28日・水曜日)遠野警察署から感謝状が贈られました。きのう、感謝状が贈られたのは、上組町のサンクス遠野中央店と、従業員の菅原淳美さん、菊池端希さんです。菅原さんと菊池さんは、先週21日(水曜日)に来店した60歳代の男性から5万円の電子ギフト券の購入を求められ説明していた際、男性の不安そうな様子から不審な事に気がつきました。男性から話を聞くと、有料動画の閲覧履歴が発生している旨のメールが届き、不安になり相手に電話をしたところ、電子ギフト券での支払いを求められたということです。菅原さんと菊池さんは、警察から提供されているチェックシートを活用しながら詐欺であることを説明し、警察に相談するように男性を説得したということです。遠野警察署の杉田幸雄署長は「本当にありがとうございました。全国的にも電子マネーや電子ギフト券を使用した特殊詐欺が多発しています。引き続き詐欺の未然防止にご協力をおねがいします」と感謝していました。遠野警察署によりますと、ことしに入ってからきのう28日現在、市内では架空請求詐欺が1件発生し、およそ420万円の被害が出ているということです。また、岩手県内では、有料サイトの未納料金などを請求する架空請求詐欺による被害が多発していて、特殊詐欺全体のおよそ64%が架空請求詐欺による被害ということです。遠野警察署では「身に覚えのないメールがきたら連絡はせず、警察に相談してください」と注意を呼びかけています。

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