2017年6月13日放送

緑化祭「里山フェスタ2017」

遠野市緑化祭「里山フェスタ2017」が先週土曜日(10日)宮守町の内楽木市有林で開催されました。遠野市緑化祭「里山フェスタ」は、森林体験活動を通じて森林の役割と大切さについて理解を深めるとともに、住みよい環境・まちづくりを創造することを目的に毎年開催されています。この日は、市内の森林愛護少年団の団員とその保護者、地域の人たちなどおよそ400人が参加する中、開会式で、鱒沢森林愛護少年団の多田唯愛さんがみどりの誓いを述べました。また、遠野北・土淵・上郷・附馬牛の4つの小学校が新たに森林愛護少年団を結成することとなり、結団式では、団員の証しである帽子とスカーフが贈られました。このあと参加者たちは、豊かな森林作りのためにカラマツの苗木1800本を植樹しました。この内楽木市有林は、アカマツが生育していましたが、松くい虫による被害を受け始めていたため、材木として価値があるうちに伐採し利用したということで、この日、参加者たちは、伐採跡地に松くい虫被害を受けないカラマツを植えました。森林愛護少年団の団員たちは、保護者や地域の人たちと力を合わせてスコップで穴を掘り、カラマツが大きく育つよう願いを込めて植えていました。作業が終わると、記念標柱の建立とヤマザクラの記念植樹を行い、ことしの里山フェスタの開催を祝いました。この日植えたカラマツは、今後、適度な利用を行いながら、里山として有効活用していくということです。

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