2017年6月12日放送

遠野市農業委員会 農村振興局長賞受賞

全国農業会議所などが主催する第9回耕作放棄地発生防止・解消活動表彰で、遠野市農業委員会が最高賞に次ぐ農村振興局長賞を受賞し、先週金曜日(9日)、その報告が行われました。遠野市農業委員会では、平成18年に実施した農地パトロールで、市内におよそ200ヘクタールの耕作放棄地が確認されたことをきっかけに、耕作放棄地解消に向けた取り組みをスタートさせました。そして、平成24年度からは、「耕作放棄地には菜の花を」をスローガンに、地域住民と連携しながら、放棄地の一部を菜の花畑に転換するなど、積極的に再生利用を促し、平成27年までの10年間でおよそ110ヘクタールの耕作放棄地を解消させました。それらの取り組みが評価され、このたび、全国農業会議所などが主催する第9回耕作放棄地発生防止・解消活動表彰で、最高賞の農林水産大臣賞に次ぐ農村振興局長賞の受賞となりました。先週金曜日、市長室を訪れた遠野市農業委員会の佐々木敦緒会長は、本田市長にこれまでの取り組みと受賞に至るまでの経緯を報告しました。本田市長は「耕作放棄地を菜の花畑にするなど景観にも配慮した取り組みが今回の受賞に繋がったのでは。今後は最高賞を目指し取り組んでください」と遠野市農業委員会の受賞を契機に活動の高まりを期待していました。なお、遠野市農業委員会では、今後も地域住民と連携しながら、耕作放棄地の解消に向けた取り組みを積極的に行っていくということです。

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