2017年5月16日放送

消火活動の功績に消防表彰

火災発生時に迅速な初期消火と通報により延焼拡大を阻止した男性に、きょう(16日・火曜日)消防長から感謝状が贈られました。きょう、感謝状が贈られたのは、ヤマト運輸遠野青笹センターに勤めている佐々木孝俊さんです。佐々木さんは、今月2日の午後3時30分頃松崎町内の工場に集荷の確認に行く際、爆発音とともに廃材置き場から煙が見えたためすぐに現場に駆けつけました。大型連休中で事務所には誰もいなかったことから、佐々木さんは、営業車に積んでいた消火器ですぐさま初期消火にあたり、消防への通報を行ったということです。「火災を目の当たりにしてパニックにはなったものの、営業車に消火器があることは知っていたので、すぐに火を消そうと思った」という佐々木さん。佐々木さんの通報がなかったら、建物まで延焼していた可能性があったことから、小時田光行消防長から佐々木さんに感謝状が贈られました。消防から感謝状が贈られたのは、今年度、佐々木さんが2人目ということです。なお、遠野市消防本部によりますと、市内での火災は、ことしに入ってから11件、このうち、建物火災は6件発生していて、去年の同じ時期に比べて2倍に増加しているということです。また、今年度、岩手県内での山火事発生件数は24件で、去年の同じ時期に比べて17件増加していることから、消防では「乾燥している日や風の強い日には野焼きをしない。また、野焼きをする際には消防に届け出をしてその場を離れず、消火用具を準備した上で行ってほしい」と注意を呼びかけています。

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