2017年5月15日放送

千葉家を考える会

今年度1回目となる重文千葉家の活用を考える会例会が、先週12日綾織地区センターで開かれました。この会は、千葉家の活用について検討・意見交換をし、活用の方向性を定めようと、平成26年度に結成されました。例会では初めに、今年度の「千葉家住宅整備事業スケジュール」が事務局から報告されました。それによると今年度は、大工小屋と母屋の解体がメインとなり大工小屋の床板はすでに解体が完了していると、進捗が報告されました。このあと、4つの班に分かれて2つのテーマについて意見交換が行われました。一つめのテーマは、「千葉家住宅の活用について」と題し、これまで行ってきたイベントや視察を経て、改めて千葉家住宅をどのように活用するかアイディアを出し合いました。メンバーからは、講座や教室といった体験コーナーを設置する案や、千葉家をメイン会場にした祭を季節ごとに開催してみてどうかといった案など、多くの意見が挙げられました。続いて2つめのテーマの「地域の未来像」についてでは、住んでいる自分たちにとって20年後の地域はどうなっていると良いかを考えました。ここでは、千葉家住宅の整備が終わり、観光客の増加で綾織が賑わいを見せているといった意見や、綾織の人口が増えていて、若者が大勢いる地域になっていてほしいといった地域への思いも挙げられました。この後、各班で話しあった内容を発表した参加者達は、千葉家に対する意見や将来のイメージを共有できた様子でした。なお、今回挙げられた様々な意見やアイディアは、これから作成する「整備活用基本計画」に取り入れて行くということです。

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