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2017年5月9日放送

きょうは「伊能嘉矩生誕の日」

きょう、５月９日（火曜日）は伊能嘉矩生誕の日です。市立図書館・博物館では、さまざまな展示や企画が行われていました。台湾人類学の先駆者伊能嘉矩は、１８６７年５月９日に今の東舘町に生まれ、明治２８年に台湾に渡り、１０年間先住民族の調査・研究を行いました。遠野に帰ってからは、台湾研究を進めるかたわら柳田國男や佐々木喜善などの民俗学者と交流し、遠野物語の成立にも影響を与えました。台湾研究の大著「台湾文化志」は、現在も国際的に高い評価を受けています。生誕１５０年を迎えたきょうは「伊能嘉矩生誕の日」としてさまざまな企画が行われました。市立博物館はきょう、無料開館となり多くの人が訪れていました。中では、伊能嘉矩の直筆の原稿や研究に関するスケッチ、愛用品などを見ることができます。また、ことし７月２１日から９月２４日までと、１０月１日から１１月２３日までは、伊能嘉矩生誕１５０年記念特別展「伊能嘉矩と台湾研究」が開催されるということです。この他、市立図書館では、伊能嘉矩コーナーが設けられていて、伊能嘉矩の著書が閲覧できます。なお、市立図書館博物館では、ことし一杯、伊能嘉矩に関する展示を行っているということです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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