2017年5月8日放送

ホップ和紙で紙すき体験

伝承園のホップ和紙工房で、先週金曜日(5日)からの2日間、ホップ和紙の紙すき体験会が開かれました。この体験会は、県内外から訪れる人たちにホップ和紙を広く知ってもらおうと、緑峰高校草花研究班と遠野ホップ和紙を育てる会・そして遠野市が開きました。ホップ和紙は、廃棄されるホップの主蔓から和紙を作ることで、産業振興を図り、ホップ農家を元気にしようと緑峰高校の草花研究班が研究を重ねてきたもので、ホップ和紙についてや制作工程などの説明を受けた観光客たちは、高校生の活躍に感心していました。体験会では、流し漉き体験やコースターづくりなどのコーナーが設けられ、訪れた人たちは、生徒やホップ和紙を育てる会の会員たちの手ほどきを受けながら思い思いの作品を作り、ホップ和紙への理解を深めていました。ホップ和紙の流し漉き体験では、「すき枠」の中央に波を集めるようにゆらすときれいに紙がすけるということで、挑戦した人たちは、コツを教わりながらなかなか体験することができない紙すきを楽しんでいました。緑峰高校では、今年度、証書などの商品化を目標に、遠野ホップ和紙を育てる会とともにホップ和紙づくりの技術力向上を図りながら、ホップ和紙を地域に根ざすため取り組んでいくということです。

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