2017年5月3日放送

達曽部小学校 文部科学大臣表彰を報告

達曽部小学校が文部科学大臣表彰を受け、きのう(2日・火曜日)本田市長にその報告をしました。きのう、報告に訪れたのは、達曽部小学校の山下彰校長と谷村薫教諭です。達曽部小学校では、全校児童40人一人一人が本に親しむ子どもになってほしいと、その具現化に向けてさまざまな取り組みを行っています。主な取り組みとして、子どもたちが意欲的に読書に取り組めるように年間目標を設定していて、1年生から3年生は100冊、4年生から6年生は6000ページと、高学年では冊数でなくページ数にするなど工夫しています。また、本を手に取りやすいような環境面での工夫も行っていて、教室前に「図書コーナー」を設置するほか、机の横に本バックを下げておき、時間があるときにはすぐ「すきま読書」ができるようにしているということです。さらに、長期の休み中には、家庭の協力を得るための工夫として「親子読書」の取り組みをしています。これらの、読書に親しむ児童を増やそうという取り組みが評価され、達曽部小学校は今年度の文部科学大臣表彰を受けることになり、先月23日に東京で開かれた子どもの読書活動推進フォーラムで表彰状を受けました。なお、今年度は、全国で134校が子どもの読書活動優秀実践校として文部科学大臣表彰を受けていて、岩手県では、達曽部小学校と一戸町(いちのへまち)の小学校の2校が表彰を受けています。表彰の報告を受けた本田市長は「教育委員会と連携しながら、現場の先生方が存分に子どもたちと向き合えるような環境作りに更なる努力をしてまいりたい。小さな学校からキラキラと光るような成果・子どもたちをぜひ育んでいっていただきたい」と話していました。なお、遠野市内で文部科学大臣表彰を受けたのは、達曽部小学校が初めてということです。

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