2017年5月2日放送

座敷わらし祈願祭

附馬牛町の早池峯(はやちね)神社で先週土曜日(4月29日)、座敷わらし祈願祭(きがんさい)が開かれました。早池峯神社では、年に一度開くこの座敷わらし祈願祭で、幸運をもたらすと言われる座敷わらしに見立てた女の子の人形をつくり希望者に授けています。昭和の大改修後、昭和63年から始まったこの祈願祭は、今回で30回目となりました。これまでに北は北海道から南は沖縄まで全国の希望者に授けた人形はおよそ300体で、商売繁盛や縁結びを願って希望する人が多いということです。神社の本殿では、10体の新しい人形と神様に新しい息吹を吹き込んでもらおうと里帰りをしたおよそ120体の人形が並べられ、神事が執り行われました。最後に、持ち主がそれぞれ玉串を捧げて清めると、人形が無事に持ち主の元へと手渡されて行きました。外では、地元・大出早池峰神楽や東禅寺しし踊りに迎えられながら、持ち主たちは大切そうに人形を抱え幸運を祈っている様子でした。なお、女の子の人形は、今希望すると順番がくるまで8年ほど待つということす。

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