2017年4月27日放送

遠野にいながら国際化!「明日から遠野を世界に伝える講座」

外国人観光客の受け入れに向けて、市民に国際感覚を養ってもらおうと、遠野にいながら国際化、明日から遠野を世界に伝える講座が、きのう(26日、水曜日)、あえりあ遠野で開かれました。ここ3年間の遠野を訪れた外国人観光客数を見ると、平成26年は1208人、平成27年は1542人、そして、平成28年は、2195人と増加傾向にあり、特にも台湾から多くの観光客が訪れています。この講座は、釜石市でのラグビーワールドカップや、東京オリンピックの開催を控える今、増加傾向にある外国人観光客の受け入れに向けて、国際感覚を養ってもらおうと、遠野市教育文化振興財団が開いたものです。きのうは、市内をはじめ、遠くは福島県から観光、国際交流関係者などおよそ80人が参加し、希望郷いわて文化大使でブランド戦略の専門家、村尾隆介さんが講師を務めました。村尾さんは、去年もインバウンド対策についての講座を開いていて、今回で2回目となったきのうの講座では、英語が苦手な人でも外国人に喜ばれるコミュニケーションのとり方などについて話していました。また、文字や言葉を使わなくても、ピクトグラムやアイコンを活用することで、外国人に伝える方法があることも紹介していました。ほかにも、SNSで発信する時は、最初と終わりの2行を英語にすることや、世界にもっと強い関心を持つだけで、自然と国際感覚が身に付いていくことなど、インバウンド対策のポイントを話していました。参加した人たちは、メモをとりながら熱心に耳を傾け、誰もが気軽に明日から出来る国際化の取り組みの参考とした様子でした。なお、遠野市教育文化振興財団では、外国人観光客をおもてなしするため、英会話を中心とした講座を今後も開催していくということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.