2017年4月26日放送

新しい遠野物語を創るプロジェクト遠野高校で開講式

今年度から遠野高校では、総合的学習の時間を活用して、人材育成を目的としたキャリア教育、新しい「遠野物語」を創るプロジェクトを新たに立ち上げ、きのう(25日・火曜日)、その開講式が行われました。このプロジェクトは、遠野市の高校魅力化推進事業費を活用し、「遠野郷の子どもは遠野で育てる」という遠野高校のモットーのもと、全校生徒409人を対象に今年度から新たに総合的学習の時間で取り組まれます。また、このプロジェクトには、生徒たちに自分たちが住む地域を再認識してもらいながら、グローバルな視点に立って地域の課題を解決し、持続可能な地域の創生を担う人材になってほしいという狙いも含まれています。きのうの開講式では、初めに岩渕信義校長が「生徒が主役になって地域課題の解決に向け取り組むことで、住民としての自覚をしっかりと持ってほしい」とあいさつしました。そのあと、プロジェクトの趣旨や概要、今後、生徒たちに期待することなどを話していました。続いて、プロジェクトの趣旨に賛同し、地域づくりなどの問題提起を行う、遠野市をはじめ、遠野未来創りカレッジなどが紹介された後、本田市長が「遠野を知る」と題して基調講演を行いました。本田市長の講演を通じて生徒たちは、メモをとりながら人口や歴史、文化、そして、遠野市が目指す将来像などを学んでいました。今後、生徒たちは、来年3月までの35時間に及ぶ総合学習の時間で、遠野を知るための講演や地域課題を明確にするワークショップなどを行い解決策を探ることで新しい遠野物語を創る一翼を担っていくことになります。

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