2017年4月19日放送

友好都市・菊池市で熊本地震復興の集い〜復興から復光へ〜

甚大な被害をもたらした熊本地震から1年が経過したことを受け、今週日曜日(16日)、熊本県菊池市で熊本地震復興の集いが開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。去年発生した熊本地震で、遠野市と友好都市の菊池市は、最大震度6強を観測し、甚大な被害を受けました。菊池市では、ことし3月末現在、震災関連死が3人、全壊家屋57棟を含め半壊以上の住家は、およそ700棟にのぼるということです。遠野市では、支援をしようと地震発生直後から動き始め、菊池市などにブルーシートや飲料水などを贈り、また、友好都市の愛知県大府市や東京都武蔵野市にも協力を求め、水平連携による支援を行いました。菊池市では、熊本地震発生から1年が経過するにあたってこれまでの活動を振り返り、復興に向けた取り組みを更に力強く進めようと熊本地震復興の集いが開かれ、菊池市民などおよそ500人が出席しました。初めに、菊池市の江頭実市長が、市民をはじめ支援に携わったすべての人に感謝しながら「ピンチはチャンスを合言葉にして、1日も早い復興に向けて進んで参りたい」と誓いの言葉を述べました。続いて、支援自治体など11団体と、市民団体など13団体に感謝状が贈呈されました。このうち遠野市は、ブルーシートや飲料水などの支援物資を搬送したほか、友好都市の愛知県大府市などに支援を依頼し、水平連携による支援をしたことで感謝状を受けました。この日は最後に、市民の代表者が災害に強いまちづくり宣言をして、復興への思いを新たに幕を閉じたということです。

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