2017年4月14日放送

イタリアからの新婚旅行を遠野で歓迎

遠野市と姉妹都市であるイタリア・サレルノ市出身で新婚旅行のため遠野を訪れた夫婦を歓迎しようと先週、市民グループトネーゼなどを中心に歓迎夕食会が開かれました。イタリアから新婚旅行で遠野を訪れたのは、遠野市名誉親善大使のサルバトーレ・フォルテさんの次男、ジャンルーカ・フォルテさんと奥さんのステファニア・ヴィターレさんです。2人は共にサレルノ市の出身で、現在はフィレンツェに在住、国の鉄道技術者でもあるジャンルーカさんは平成2年に、初めて遠野を訪れています。遠野市とのつながりや日本文化への興味から今回、新婚旅行先を日本に選んだそうで、遠野に到着した先週金曜日(7日)、有志によるジンギスカンパーティーが開かれ、遠野ならではの「おもてなし」を堪能していました。翌日、姉妹都市交流を推進する市民グループ「トネーゼ」主催の公式歓迎会が予定されているあえりあ遠野では和装の花嫁衣装を着付けするステファニアさんの姿がありました。日本の花嫁衣装をステファニアさんに着せてあげたいというジャンルーカさんの思いにトネーゼの会員が協力して実現したサプライズプレゼントです。関係者が集まった歓迎夕食会が始まると和装に身を包んだ2人が長持唄の生演奏に合わせて入場し、出席者からは祝福の拍手が送られました。たくさんの記念品が2人に贈られた後、スピーチに立ったジャンルーカさんは「遠野とサレルノ、関わっている人たちすべてが大きな家族だと思っています。皆さんの歓迎に心から感謝します」と、遠野とサレルノとの交流への思いを伝えました。出席者たちは、2人の結婚を祝うとともに、長く続く姉妹都市交流の思い出を語り合い、楽しいひとときを過ごしていました。なお、今週9日(日曜日)に遠野を後にしたジャンルーカさんとステファニアさんさんは、京都や沖縄などへも足をのばし、今月23日に帰国する予定ということです。

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