2017年4月12日放送

コンビニエンスストアで特殊詐欺被害防止訓練

県内で増加傾向にある電子ギフト券を利用した特殊詐欺被害を未然に防ごうと、きのう(11日、火曜日)、松崎町のコンビニエンスストアで、特殊詐欺被害防止訓練が行われました。この訓練は、コンビニエンスストアで高額の電子ギフト券いわゆるプリペードカードを購入させ、購入金額をだまし取る特殊詐欺被害が県内でも増加傾向にあることから未然に防ごうと、遠野警察署が春の地域安全運動の一環で実施しました。きのうの訓練では、客に扮した被害者役の警察官が、犯人の指示によって高額の電子ギフト券を購入しようとする想定で行われ、店員による客への声かけの方法などが確認されました。こちらのコンビニエンスストアでは、1万円以上の電子ギフト券の購入者には、事前に、警察から配布された特殊詐欺被害の手口が書かれたチェックシートを見せることにしているということです。訓練では、被害者役の警察官が高額の電子ギフト券の購入をしようとすると、店員は、チェックシートを見せながら、架空請求の手口と疑われることを説明し、被害を未然に防いでいました。遠野警察署によりますと去年の特殊詐欺の被害は、県内で110件、およそ2億円、この内の20件、およそ1千万円は、電子ギフト券を購入させられたものということです。また、ことしは、県内で18件、およそ1千万円、この内、電子ギフト券の購入は、9件でおよそ300万円の被害が出ているということです。なお、遠野市内では、去年1件、30万円の特殊詐欺被害が出たものの、ことしに入ってからの被害の発生は無いということです。

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