2017年4月5日放送

新社会人の一日

新年度がスタートし、新社会人も働き始めています。そうした中、希望していた職場で社会人として歩みだした人に密着しました。この春、遠野馬の里に10年ぶりに新しい職員が加わりました。佐々木彩乃さん、緑峰高校を卒業したばかりの18歳です。おととい(3日・月曜日)辞令が交付され、きのう(4日・火曜日)が初出勤となりました。佐々木さんは、小学4年生から遠野馬の里スポーツ少年団に所属、高校では馬事研究会と馬に慣れ親しんできました。幼いころから馬が好きだったという佐々木さんは、地元、遠野で馬に携わる仕事がしたいと馬の里の職員になることを希望するようになったといいます。佐々木さんは、高校生のときから馬の里で馬房の掃除などの手伝いをしていたということですが、就職の準備などでしばらく行くことが出来ず、きのうは、4カ月ぶりに馬房の掃除をしました。馬房の掃除のあとは、調馬策という紐を着けて馬の運動を行います。掛け声や、調馬策を緩めるタイミングなどのコツを先輩に教えてもらいながら、真剣な表情で取り組んでいました。午後には蹄の土を落としたりブラッシングをしたりと馬の手入れをして馬との絆を深めていました。そして、午後4時過ぎ、夕方と夜のえさを準備し、社会人としての初仕事を終えました。「大好きな馬に携わる仕事をする」という夢を叶えた佐々木さん。これから、新しい力としての期待を背負い、新たな一歩を踏み出しました。

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