2017年3月20日放送

ケアイノベーション2017

遠野ケアイノベーション会議2017がきのう(19日・日曜日)市民センター大ホールで開かれました。このイベントは、「明るい未来!明るく介護!〜介護の未来に種をまこう〜」をテーマに、県内の介護・福祉・医療に従事する人をはじめ、遠野市民や将来を担う若者たちに介護・福祉の魅力を伝え、仕事に対するイメージアップと価値を高めることを目的に開かれました。主催した遠野ケアイノベーション会議は、去年6月に設立した団体で、現在、遠野市内の介護、福祉、医療の仕事に従事する若者19人のメンバーで構成されています。設立してからは、イベントなどを通して介護職員が生き生き働ける労働基盤づくりや介護・福祉の魅力を広く地域に発信してきました。きのうは、市外からの来場者が多くおよそ210人が会場に足を運び、はじめに、遠野ケアイノベーション会議の松田学代表があいさつしました。つづいて、「人を語らずして介護を語るな。」などの書籍を発表し全国で講演活動をしている北海道介護福祉道場あかい花の菊地雅洋代表を迎え、「これからの介護・福祉に求められること」について講演が行われました。このあと、介護に対する思いを述べる「魂のKAIGOプレゼンテーション」が行われ、市内8つの施設から発表がありました。その中で、中央通りのかなえケアステーションでは、勤務している山口恵美子さんの娘山口愛乃さんが「将来の夢」について書いた作文を披露し、介護の魅力を伝えました。このコーナーでは、このほか、食や運動などに関するそれぞれの取り組みや、発表者自身の介護に対する思いなどが述べられていました。会場からは、「介護の仕事は大変だと思っていたが楽しい仕事だと感じることができた。いい機会をありがとう」といった声もあがり、参加者は充実した時間を過ごしている様子でした。また、社会福祉士を目指している遠野出身の大学生は、「介護現場の状況を聞けてよかった。遠野市で自分も新しい取り組みをしていきたい」と話し、これからの活動の励みにしていました。

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