2017年3月20日放送

防災の集い

「防災の集い」が先週土曜日(18日)あえりあ遠野で開かれました。これは、災害に負けない遠野を創るため、市民の防災意識を高めようと開かれたもので、消防団や内陸避難者など170人が参加しました。会場では初めに黙とうが捧げられた後、東日本大震災の後方支援や熊本地震の際遠野市と連携して支援活動を行った1個人と2つの企業に感謝状が贈られました。個人では東日本大震災発生後休業中だった銭湯の営業を再開し、ボランティアに入浴の場を提供したとして、材木町の「亀の湯」の女将山尾ムメさんに贈られました。また、企業では熊本地震の際に遠野市と連携して友好都市である熊本県菊池市などにブルーシート等の支援物資を届けたとしてサンデーとオサダに感謝状が贈られました。続いて、東洋大学理工学部建築学科の冨安亮輔助教が「縁がつなぎ縁をうんだ遠野市仮設住宅」と題して講演しました。防災の集いの最後には、2つの防災協定が締結されました。まず始めに、遠野市とJARL遠野アマチュア無線クラブが災害時における非常無線通信の協力に関する協定を締結しました。この協定により、遠野市は災害時にアマチュア無線基地局の開設、運用や被害発生状況の情報提供など非常無線通信の協力をJARL遠野アマチュア無線クラブに要請することが出来るようになります。続いて、遠野市と遠野高校、緑峰高校の2校が災害時に避難所等の施設利用に関する協定を締結しました。これにより災害発生時には2校の施設を避難所などに利用し、遠野市と高校が連携して避難者の支援に取り組むということです。本田市長は「互いに協力し、しっかりと連携を取っていきたい」と話していました。

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