2017年3月17日放送

遠野市農林水産振興大会

遠野市農林水産振興大会がきのう(16日・木曜日)あえりあ遠野で開かれました。8回目となるこの大会は、農林水産業を営む人たちに生産意欲を高めてもらう機会にしようと遠野市農林水産振興協議会が開きました。例年では、農作業が一段落する11月に開かれていますが、今年度・平成28年度は、去年8月に発生した台風10号の影響によりこの時期の開催となりました。きのうは、農林水産業を営む人などおよそ200人が出席しました。大会では、遠野市農林水産業賞の表彰が行われ、他の模範となる優れた農業経営を実践した人たちに贈られる経営部門や功労部門など4部門で23の個人・団体が表彰されました。表彰のあと、受賞者を代表して伊藤秀忠さんが謝辞を述べました。続いて、キリンの絆プロジェクト地域活性化担当の浅井隆平さんが「TKプロジェクト第2ステージ『遠野ビールの里構想』について」を演題に講演しました。また、きのうは、NPO法人遠野森人倶楽部と遠野市との「企業の森林」協定の締結式が行われました。遠野森人倶楽部は、市の面積の8割以上を占めている森林の整備を積極的に進めることを目的に、市内で建設業・林業・農業などを営む有志企業や個人により去年7月に県の認可を受けて設立されました。きのうは、遠野森人倶楽部の佐々木俊悦理事長や本田市長が出席する中「企業の森林」の協定締結式が行われました。今回締結された「企業の森林」の主な事業内容は、一定程度成長している森林を対象にした除間伐や皆伐跡地への植栽で、永遠の日本のふるさと遠野の山で森林整備を行うことによる社会貢献活動の魅力を広く普及していくということです。また、除間伐により伐採された木材は、市内で再生可能エネルギーとして熱利用されます。来年度・平成29年度からの作業内容は、平成28年度の緑化祭で市民が植え付けしたコナラを育て、将来的に市民が集える森林を目指して整備していくということです。

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