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2017年3月15日放送

黒森神楽遠野巡業

宮古市の黒森神楽が先週土曜日（１１日）遠野郷八幡宮を訪れ、力強い舞を披露しました。黒森神楽は、宮古市山口にある黒森神社を本拠地に活動し、平成１８年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。また、毎年お正月には、宮古市の黒森神社の神霊を移した権現様を携えて集落を回る巡行が行われます。この巡行は旧盛岡藩の沿岸部を宮古市山口から北上する「北廻り」と南下する「南廻り」が隔年で行われ、ことしは南廻り巡行ということで先週土曜日（１１日）に遠野を訪れました。初めに、巡行で権現様が神楽宿に入る儀礼、シットギ舞込みが披露されました。また、この日は東日本大震災発生から６年にあたることから、演舞の前に黙とうと神楽念仏が行われ犠牲者に追悼の祈りがささげられました。この後、黒森神楽にとって最も大切な祈祷の舞である山の神舞や、狂言などが披露されました。訪れた人は黒森神楽の力強く勇壮な舞に見入っていました。

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