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2017年3月3日放送

流しびな

きょうは、３月３日（金曜日）桃の節句です。先月から開催されていた遠野町家のひなまつりを締めくくる「流しびな」が、来内川親水公園で行われました。「流しびな」は、一年の穢れを人形に託しそれを川に流して無病息災を祈る行事です。遠野商工会女性部では、かつて遠野で行われていたこの習わしを平成１９年に復活させました。はじめに、遠野物語の館の「遠野座」で神事が執り行われ、遠野町家のひなまつり期間中に訪れた人たちから寄せられた「人形」が清められました。神事が終わると、行事に参加していた遠野保育園・年長組の子どもたちは、ひなまつりの歌を披露しました。このあと、子どもたちは折り紙の舟にのせたおよそ１３００体の「人形」を来内川に一斉に流しました。きょうは風が強く、流した舟はなかなか流れいってくれませんでしたが、園児たちは最後まで流れていく舟を見守りながら、みんな元気で過ごせるよう祈っていました。附馬牛町でもきょうひな祭り行事が行われました。附馬牛地区センターには地域の人や附馬牛保育園の園児およそ４０人が集まり、雛飾りを前に園児たちはエプロンシアターを観たり歌を披露したり楽しんでいる様子でした。この後、園児たちは近くの猿ヶ石川で流し雛を行い、地域の人たちと笑顔でひな祭り行事を締めくくっていました。

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