2017年3月1日放送

東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー

東京オリンピック・パラリンピックの旗を展示するフラッグツアーが遠野市にもやってきました。きのう(2月28日・火曜日)、フラッグツアーのアンバサダー萩原美樹子さんが遠野東中学校を訪れました。フラッグツアーは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて機運を高めていこうと、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会や東京都、JOC、JPCが東京都と被災地で展開しています。岩手県内では、大槌町を皮切りに遠野市が続き、合わせて7カ所を巡る予定です。遠野東中学校では、横断幕や東京大会に向けて生徒たちが書いたメッセージを飾り、フラッグツアーを歓迎しました。フラッグを歓迎するセレモニーでは、生徒たちによる青笹しし踊りが力強く披露され、1996年のアトランタオリンピック・女子バスケットボールに出場した萩原美樹子さんがフラッグを手に入場しました。フラッグツアーに使用されるオリンピックとパラリンピックの旗は、国際オリンピック委員会と国際パラリンピック委員会から特別に承認を得てこのツアーのために製作されたもので、2本の旗が萩原さんから飛内副市長と遠野東中学校の柏木廣喜校長に手渡されました。そして、生徒会長の泉田美言さんが歓迎のあいさつをしました。このあとの講演会では、萩原さんがアトランタオリンピックでの体験談などを話し、生徒たちは、普段なかなか聞くことのできない貴重な講演に聞き入りました。生徒たちからは、日ごろの練習でメンタル強化や困難を乗り越える秘訣など、トップアスリートから直接話しを聞くことができるビッグチャンスなだけに多くの質問が飛び交い、萩原さんもそれに応えていました。きのう、手渡されたフラッグは、きょう(3月1日・水曜日)まで遠野東中学校、あさって(3日・金曜日)までがとぴあ庁舎市民課窓口前にそれぞれ展示されることになっています。また、フラッグツアーと合わせて、子どもたちにオリンピックやパラリンピックの価値を伝えようと東京2020教育プログラム「ようい、ドン!」が開かれ、生徒たちは、萩原さんとの大切な時間を満喫しました。これは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が派遣したトップアスリートが講師となり、子どもたちにオリンピックとパラリンピックの価値などを伝えようとことし4月から全国展開される予定のプログラムです。今回は、フラッグツアーと合わせて特別に遠野東中学校でも開かれ、生徒たちは、ボールを使ったレクリエーションで萩原さんと交流を深めました。このあと、お礼にと生徒たちが遠野の昔話を語って聞かせたり素敵な歌声を披露したりして萩原さんに感謝の気持ちを伝えました。さらに、3年生の女子生徒が手作りしたカッパのマスコットがプレゼントされ、受け取った萩原さんは感激した表情を見せていました。萩原さんと大切な時間を過ごしたことで身近に感じ始めた東京オリンピックに、生徒たちは大会の開催を心待ちにしている様子でした。また、最後まで笑顔で萩原さんのことを見送る生徒たちの姿は、去年希望郷いわて国体で学んだおもてなしの心を今も大切にしている様子でした。

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