2017年2月28日放送

小友町裸参り

家内安全や無病息災などを願う小友町の伝統行事「裸参り」が先週土曜日(25日)行われました。ことしの小友町裸参りには、厄年の人や地元の小学生と中学生をはじめ県内外から45人が参加しました。初めに、小友地区センターで神事が執り行われ、鷹鳥屋神楽保存会による踊りや参加者の代表者たちが祭壇に玉串を捧げ参加者たちの厄払いのお払いと安全祈願が行われました。このあと行列は、清めの塩と神社の大鈴を持った厄男を先頭に、腰には注連縄、頭には鉢巻を巻いた男衆が、口に護符をくわえ、灯篭を手に町内を練り歩きました。小友町裸参りは、市の無形民俗文化財であり遠野遺産にも認定されていて、今から350年以上前に厳龍神社の別当を務めていた修験者が講中を結び、拝殿を造営した翌年に行ったのが始まりと伝えられています。気温も冷え込む中、沿道に集まった人たちも無料で振舞われた甘酒で暖まりながら貴重な伝統行事を見守りました。厳龍神社の通りには、黄金っとの人たちが用意した雪あかりが点され、行列は、厳龍神社から大般若供養塔までのおよそ300メートルを3往復し、家内安全や無病息災などを願いました。参加者たちは、凍てつく寒さに耐えながらそれぞれの願いをかけ練り歩いていました。

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