2017年2月27日放送

遠野地方森林組合第35回通常総代会

遠野地方森林組合の第35回通常総代会が先週金曜日(24日)、青笹町の森林総合センターで開かれました。総代会には、3000人以上いる組合員の中から選ばれた総代200人のうち、本人出席140人書面議決出席25人の合わせて165人が出席しました。初めに、濱田平八郎代表理事組合長が近年頻繁に発生している自然災害の話に触れ、「地域温暖化による影響が大きいと思われる。森林の役割の重要性を改め、厳しい経営環境ですが今後の森林林業が次の時代に向けて前進できるよう力を合わせていきたい」などとあいさつしました。このあと、表彰式が行われ、平成28年度林業事業及び販売事業における業績が優秀で組合に多大な貢献をした3人に実績者表彰が贈られ、また、勤続年数20年の職員が表彰されました。このあと、審議に入り、事務局から平成28年度事業報告や平成29年度事業計画などが発表され、すべて原案通り可決されました。平成28年度事業報告のうち販売部門の林産事業では、集約した林業経営の推進や高性能林業機械を導入して低コスト作業に積極的に取り組み、生産間伐の推進を図ったことなどが報告されました。平成29年度事業計画では、森林経営計画の集約化を進めるとともに、高性能林業機械を使った低コストでの間伐や皆伐で林業経営の安定化を目指すほか、皆伐後の再造林を促進し森林の持つ公益機能の維持と木材の安定供給を目指していくことなどが提案されました。また、3年後の森林経営計画策定面積や間伐面積などの目標値を示した運動方針について、出席していた総代からは、目標を確実に達成するためのさらに具体的なプランを求める意見があげられていました。このあと、任期満了にともなう役員改選があり、これまでは選挙規定によって決められていましたが、今回から選任規定での決定となりました。これにより、市内各地区や理事会から推薦された12人が、総代会において本人出席での投票総数129票、賛成票数127票で選任されました。選任された役員のうち、8人が再任4人が新任となっています。任期は、今回の総代会終了後から平成32年に開かれる総代会までの3年間です。なお、総代会終了後の理事会で、代表理事組合長には、引き続き松崎町の濱田平八郎さんが。副組合長には、宮守町鱒沢の多田勉さんがそれぞれ選ばれたということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.