2017年2月16日放送

東北ツーリズム大学

東北ツーリズム大学がきのう(15日・水曜日)ときょう(16日・木曜日)の2日間あえりあ遠野などを会場に開かれました。東北ツーリズム大学は、東北地方の農山村で培(つちか)われてきた地域資源を生かしたまちづくりを学ぶとともに地域間のネットワークを作ろうと、平成16年から始まり遠野市のほか、宮城県など5つの地域で開かれています。今回は、市内の民泊協会の会員や県内外の観光関係者などおよそ50人が参加し「地域と人が育む『食』から学ぶこと」をテーマにパネルディスカッションと講演が行われました。パネルディスカッションには、農家民宿のオーナーなど4人がパネリストとして参加し、それぞれの食に対する取り組みのこだわりや現在の食の状況などについて意見を述べました。この後東北ツーリズム大学の青木辰司副学長が講演を行い「来てすぐ帰ってしまうような観光ではなく、来たら何泊かするような滞在型の観光の仕組みを作ることが必要になってくる」とツーリズムなどについて説明していました。また、きょう(16日・木曜日)は、酒造りの最盛期を迎えている上閉伊酒造を訪れ、県オリジナル米「銀河のしずく」を使った日本酒の仕込みの様子を見学しました。参加者は、蒸した米の粗熱(あらねつ)を取る作業や仕込み作業について熱心に説明を聞いていました。東北ツーリズム大学では来年度・平成29年度の冬頃にも講座を開く予定ということです。

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