2017年2月15日放送

市長記者懇談会

市長記者懇談会がきのう(14日・火曜日)開かれ本田市長は平成29年度遠野市一般会計予算案などについて発表しました。29年度の市の一般会計予算案を「羽ばたく!遠野スタイルチャレンジ予算」とし総額は今年度、平成28年度に比べ10億7000万円少ない177億9000万円となりました。特徴としては2つの優先課題として「産業振興・雇用の確保」「少子化対策・子育て支援」の主要事業におよそ25億9000万円を計上するとしています。このうち遠野風の丘の機能充実のための「道の駅魅力アップ事業費」におよそ7800万円。宮守体育館改修工事のための「健康スポーツ施設整備事業費」におよそ1億5000万円となっています。また、14の新規事業のうち主な事業として「六次産業チャレンジ応援事業」「とおのスタイル結婚応援事業」「保育施設整備事業」「健康スポーツ施設整備事業」「オール遠野で観光まちづくり推進事業」「災害公営住宅整備事業」「伊能嘉矩生誕150年記念事業」が挙げられています。このうち東日本大震災被災者に対する災害公営住宅整備のための「災害公営住宅整備事業費」におよそ3億円。伊能嘉矩生誕150周年を記念した特別展やフォーラムなどの開催のための「伊能嘉矩生誕150年記念事業費」としておよそ700万円となっています。市では来週24日(金曜日)に開会が予定されている3月市議会定例会に、新年度の予算案を提出することにしています。また、本田市長は3月市議会定例会に28年度遠野市一般会計補正予算案を提出すると述べ歳入歳出からそれぞれおよそ4億4900万円減額し総額およそ211億3311万円にすると発表しました。これは台風10号に伴う災害復旧工事の対応が市から県に移ったことなどから災害対策および災害復旧事業費がおよそ1億9000万円減額となることによるものです。一方、追加される事業として本庁舎整備事業費6600万円などが組み込まれています。さらに本田市長は道の駅「遠野風の丘」の機能充実整備計画などについて説明しました。本田市長は東北横断自動車道釜石秋田線の全通を見据え遠野風の丘の機能充実に向けた計画を策定したことを発表しました。期間は、来年度、平成29年度から平成32年度までの4年間で駐車場の拡張・施設の改修・防災機能の充実に向けて取り組むということです。このうち、施設の改修では現在の建物をリニューアルする他、テナントスペースや休憩所などの産業振興拠点施設の新設を計画しているということです。

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