2017年2月14日放送

根岸弘道会創立110周年記念式典

綾織町根岸・寒風地区の根岸弘道会が創立110周年を迎え、先週土曜日(11日)、あえりあ遠野で記念式典が開かれました。根岸弘道会は、綾織町根岸・寒風地区の住民で構成されていて、会員たちの積立金を活用して公葬墓地や里山の整備作業道の刈り払いを行うなど、地域の生活基盤づくりに努めています。今から110年前の明治39年。当時の新崎小学校校長故昆政次郎氏が地域の教育水準をあげるため夜学の設置を促し、また、勉学以外にも地域の可能性を切り開くため「ためこ(今で言う貯金)」の必要性を説き、「大いに道を開く、導く」という意味合いを込めて「弘道会」と名付けたことが始まりとされています。記念式典には、会員をはじめおよそ40人が出席するなか、根岸弘道会第19代会長の菊池利孝会長が式辞を述べました。このあと、会の運営と地域の発展に尽力した第18代会長の故松田長治さんと菊池利孝現会長には表彰状が贈られました。また、長きにわたり地域の農業環境や基盤整備に献身的に多大な貢献をしたとして菅原勝美さんと松田彦治さんには感謝状が贈られました。最後に、受賞者を代表して菅原勝美さんが謝辞を述べました。根岸弘道会は、先人が残した大きな教訓を道しるべに今後も地域の生活基盤の安定と向上に努めていくということです。

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