2017年2月14日放送

新潟県粟島浦村長が市長表敬訪問

遠野馬の里では現在、新潟県粟島浦村の馬を3頭預かっています。そのお礼にと、本保村長などが先週金曜日(10日)本田市長を表敬訪問しました。新潟県の北部に位置し、周囲およそ23km、面積およそ10平方キロメートルの日本海に浮かぶ小さな島・粟島。島内唯一の自治体である粟島浦村は、平成27年度の国勢調査によると人口は370人で、漁業と観光が盛んということです。また、粟島にはかつて野生馬が生息していました。この馬は、言い伝えによると、源義経が奥州へ落ち延びる途中解き放した馬が海を泳ぎ渡ったものとされているそうですが、捕獲などから頭数が減り昭和の初めに絶滅してしまいました。粟島浦村では、馬を復活させ、馬を活用したまちおこしと、教育に取り入れることで子どもたちに命の大切さを感じてもらおうと、およそ6年前から再び馬を飼育し始めました。そして、性格を穏やかにするための去勢手術と人を乗せることができるように調教するため、去年12月から、オスのポニー3頭を遠野馬の里に預けているということです。粟島浦村の本保建男村長は、馬を預かってもらっているお礼と馬を活用したまちおこしを進めていきたいとの思いから、先週金曜日、遠野畜産振興公社の理事長を務める本田市長を表敬訪問し、お互いのまちの紹介や今後のまちおこしについて意見を交わしていました。そのあと、馬の里に移動した本保村長一行は、ポニーたちとの再会を喜びながら、調教されたポニーが人を乗せて堂々と走る姿を見て成長を実感していました。なお、このポニーたちは、来月20日ごろに粟島浦村に帰される予定ということです。

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