2017年2月13日放送

遠野町と宮守町 地域づくり推進大会

平成28年度遠野町地域づくり推進大会がおととい(11日・土曜日)、あえりあ遠野で開かれました。きのう(12日・日曜日)開かれた宮守町地域づくり推進大会と合わせてお伝えします。この大会は、城下町遠野の文化とともに遠野町の明るく住みよい地域づくりを推進し町民同士の交流を図ろうと遠野町地域づくり連絡協議会が毎年開いています。遠野町内からおよそ120人が参加するなか、初めに、去年5月に実施した遠野さくらまつりの南部氏遠野入部行列についての報告や八戸市大館地区の新田城まつりにも参加し交流してきたことが報告されました。そして最後に、遠野町地域づくり連絡協議会では、ことしも開催される予定の南部氏遠野入部行列について「若い人たちも多く参加してほしい」と呼びかけていました。続いて、NPO法人いわて地域づくり支援センター若菜千穂さんを講師に迎え、これからの地域コミュニティのあり方について講演が行われました。このほか、実践事例発表では、遠野第1区が「世代間交流を基軸にした地域活動」について発表しました。発表では、自治会の必要性について研究していた岩手大学大学院生の澤田大樹さんと河内京治自治会長が、地域内外の2つの視点から地域づくりについて検証しその結果を発表しました。集まった人たちは、1年間を振り返り、講演や発表を聞きながら来年度に向けて地域づくりへの意欲を高めている様子でした。続いて、宮守町地域づくり推進大会です。オープニングとして宮守町内に住む若い有志で結成された和太鼓集団・和會が力強い太鼓を披露しました。宮守町の地域づくり推進大会は、魅力ある地域づくり、人づくり、青少年の健全育成のために、意見発表や実践発表により情報交換をしながらこれからの活動への意欲を高めることを目的に開催されました。主催した宮守町地域づくり連絡会の阿部正一会長は「本大会が私たちの郷土・遠野市、そして宮守町の発展に役立つことを願います」とあいさつしました。続いて、宮守町内にある3つの小学校と遠野西中学校の児童生徒による発表です。達曽部小学校は、達曽部の名人から学んだことを発表しました。宮守小学校は、未来の宮守が元気になるためにはどうしたらよいか、提言しました。鱒沢小学校は、異常気象の増加に触れ、原因の一つと考えられる地球温暖化への防止対策を提案しました。遠野西中学校は、地域の人たちに支えられながら統合4年目の足跡を振り返るとともに、「地域と密接に関わる宮守の方々に愛されるような中学校にしていきます」とこれからの抱負も述べました。会場には、200人以上が集まり、児童生徒たちの発表をじっくりと聞いていました。また、きのうの推進大会は、宮守児童館と鱒沢児童クラブの開設10周年記念事業と合同開催でもあり、児童たちによるハンドベル演奏や一輪車演技も行われたということです。

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