2017年2月8日放送

まちなか再開発プロジェクト市民説明会

市役所本庁舎のスタートに合わせて、新たなまちづくりをスタートしている遠野市まちなか再開発プロジェクト市民説明会がきのう(7日・水曜日)あえりあ遠野で開かれました。この説明会は、新たなまちづくりを進めていくため、中心市街地の現状や課題について市民と確認し合おうと市が開きました。説明会には、中心市街地のまちづくりに関係する団体や中心市街地に住むおよそ100人が参加しました。説明会のなかで本田市長は、中心市街地が抱える人口減少や空き店舗の増加などを解消するため秋にオープンする予定の市役所本庁舎を核とした中心市街地の活性化関連施設について説明しました。このうち、空き店舗の利活用としては、遠野の町家文化として歴史の深い一日市通りの旧三田屋を再生し利活用していくための調査が実施されていて、今後、地元の自治会館やギャラリーなどでの活用が検討されています。また先月は、一日市通りの旧千葉時計店に起業を目指す地域おこし協力隊の活動拠点として「コモンズカフェ」がオープンするなど空き店舗の利活用とともに中心市街地から遠野の新しい可能性を生み出す動きも始まっています。本田市長は、空き店舗の利活用のほかにも「子育てに優しい住宅の整備や少子高齢化の課題に対応した住宅用地などを中心市街地の中に求めていき、これを市として真剣に考えていかなければならない」などと話していました。中心市街地の核となる新しい市役所本庁舎とともに、中心市街地の活性化を目指し改めて考えていかなければならない今後の課題などについて参加者から多くの意見があがっていました。市では、今回出た意見も参考にしながら今後のまちづくりに取り組み、また、今後のまちづくりに市民も参画してほしいとしています。

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