2017年2月7日放送

テレワークセンター・オープン

土淵町の遠野みらい創りカレッジにテレワークセンターが整備され、きのう(6日・月曜日)オープニングセレモニーが行われました。インターネットなどの情報通信技術・ICTを利用し、時間や場所にとらわれないで働く勤務形態、テレワーク。遠野市では、遠野みらい創りカレッジ、富士ゼロックスと共同で、総務省の「ふるさとテレワーク推進事業」の一環として、去年10月から、ICTを活用した地方創生や働き方改革を進める「遠野型ふるさとテレワーク推進事業」に取り組んできました。ふるさとテレワークは、首都圏で働いていた人がICTを利用することで、いつもの仕事を続けながら地方への移住を実現するライフスタイルを目指すもので、ふるさとテレワークのPRや体験ができる場として、先月、遠野みらい創りカレッジ内にテレワークセンターが整備されました。時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を提案することで、地方への人や仕事の流れを生み出し移住の促進を図ろうと整備されたこのテレワークセンターは、旧土淵中学校のプロジェクトルームを改修したサテライトオフィスと、生徒会室を改修したコワーキングスペースからなり、テレビ会議システムやwi-fiなどが整備されています。きのうのオープニングセレモニーは、2部構成で行われました。第1部のテレワークセンター開所式では、主催者である遠野市の本田市長と富士ゼロックスの山本忠人会長がそれぞれあいさつしたあと、関係者たちがオープンを華々しく祝いました。第2部では、テレワークによる「働き方改革」デモンストレーションと、「魅力あふれる教育環境」支援サービスの紹介が行われました。上閉伊酒造の新里佳子社長などが、お酒のラベルデザインを考える会議と仮定した「働き方改革」デモンストレーションでは、コワーキングスペースと横浜にあるデザインオフィスをテレビ会議システムでつなぎ、連携しながら仕事を進める様子が披露されました。集まった人たちは、スムーズに会話が進む様子や、デザイン画像が高画質ですぐに印刷される技術を見て、感心していました。そのあと、「大学を知る」というテーマに基づいて、遠野みらい創りカレッジと遠野高校、東洋大学の3拠点をテレビ会議システムで結び、相互交流を図りました。遠野みらい創りカレッジには、首都圏の大学を卒業後遠野にUターンした職員、東洋大学の青木ゼミに所属している学生の中には遠野高校の卒業生もいて、生徒や学生たちは、これからの進路選択の参考にしようと先輩たちに積極的に質問を投げかけていました。なお、テレワークセンターは、見学・体験が可能ということです。問い合わせは、遠野みらい創りカレッジまでお願いします。

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