2017年2月2日放送

学校保健会研究大会

遠野市学校保健会の研究大会がきのう(2月1日・水曜日)あえりあ遠野で開かれました。この大会は、心身ともに健康でたくましい子どもたちを育成しようと市内の学校保健会と医師会が毎年開いています。きのうは、市内の小中学校や幼稚園・保育園、医療の関係者など、およそ120人が集まる中、初めに、「体力・運動能力向上の取り組み」について、遠野北小学校養護教論の玉山祥子さんから発表がありました。玉山さんは、子どもたちの、首から頭にかけてのケガについて、運動能力に関連してケガをする割合が高いのではということで、3項目のスポーツテストを昨年度、平成27年度に実施し、関連性を調べました。その結果、立ち幅跳びが苦手な子どもたちが、ケガとの関連性が高いと発表し、その後の取り組みで「徒歩通学の推奨」などを勤務する小学校で実施したと伝えました。この後、発表に関連して、岩手県臨床外科医会学校保健・スポーツ委員長の菅義行さんが、「運動器検診から『気づく力見守る力』」と題した、講演をしました。菅さんは、子どもたちへのスポーツ指導について、「何の時期に何をするかを十分理解し、指導しなければいけない」と、説明していました。集まった関係者は、玉山さんの発表と、菅さんの講演に理解を深めている様子でした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.