2017年2月1日放送

緑峰高校校内プロジェクト発表

緑峰高校の校内プロジェクト発表会がきのう(31日・火曜日)、市民センター大ホールで開かれました。会場には、緑峰高校の全校生徒や生徒たちが日ごろお世話になっている学校関係者などのほか、遠野中学校の3年生が高校生の取り組みを知ろうと集まりました。この発表会は、生産技術科で学ぶ農業クラブの生徒たちが、1年間取り組んできた研究の成果を発表し、情報処理科との相互理解を深める機会にと毎年、年に一回開かれています。また、日本学校農業クラブ岩手県連盟大会に向けての校内選考会も兼ねていて、発表時間を正味10分とし発表方法や態度が適正で分かりやすいかや、授業での学習を踏まえて計画的に研究が進められているかなどが発表の審査基準になっています。今回は、5つの発表がありました。1年生が取り組んでいるダイズ栽培プロジェクトや、先輩たちから受け継いだ「ホップ和紙」で六次産業化を目指し、新しい研究に取り組む草花研究班2年生の発表などです。このうち、伝統野菜「遠野早池峰菜」の普及活動を行っている野菜研究班の2年生たちは、伝統野菜研究会と連携した取り組みや、緑峰祭などでの普及活動のほか、遠野早池峰菜の味・香りをいかした加工品開発について発表しました。それぞれが研究を通してさまざまな課題へ直面しながらも、生徒ならではの視点で課題と誠実に向き合った発表は熱意を感じるもので、生徒たちの熱心さに会場の大人たちからは「すごいなあ」とつぶやきの声が聞こえてきました。

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