2017年1月23日放送

遠野学会講座「伊能嘉矩と台湾研究」

「遠野学会」と講座「伊能嘉矩と台湾研究」が、先週土曜日(21日)市立図書館で開催されました。この日、65人が参加した遠野学会は、遠野の文化についての研究や活動に携わっている団体・個人などが取り組んでいる内容や成果について発表するもので、遠野文化研究センターが毎年開いています。21回目の開催となったこの日は、市内でさまざまな文化活動を行っている「グループわらべ」「行山流湧水鹿踊」「緑峰高校」の代表者が、それぞれ活動内容を発表しました。発表を聞いた人たちは、遠野のさまざまな文化について改めて考え、今後の活動にさらに弾みをつけた様子でした。遠野学会のあとには、「伊能嘉矩と台湾研究」と題した講座が開かれました。この講座は、台湾原住民研究の基礎を作った伊能嘉矩の生誕150周年を迎えるにあたり遠野の人たちに遠野の偉人について理解を深めてもらおうと遠野文化友の会が開き、80人が参加しました。会場には、東舘町に住む伊能家の現当主伊能邦彦さんも訪れました。初めに、遠野文化研究センターの運営委員を務める菊池健さんが、伊能嘉矩の概略を紹介しました。続いて、伊能嘉矩の研究者邱淑珍さんが、伊能嘉矩が台湾でどのようなことを研究していたか紹介しました。会場に訪れた人たちは、遠野の偉人「伊能嘉矩」について理解を深めていました。主催した遠野文化友の会は、今後もこのような講座を開き、伊能嘉矩の功績を広く知ってもらうとともに遠野の教育の更なる向上につなげていきたいと話していました。

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