2017年1月20日放送

地域おこし協力隊員 活動拠点 オープニングレセプション

遠野の地域資源の発信や六次産業化を目指し活動している地域おこし協力隊員。その隊員たちの活動拠点として、地域の人たちと交流できる新たなスペースが設けられ、きのう(19日・木曜日)、関係者や地域の人を交えてのオープニングレセプションが開かれました。隊員たちが活動の拠点にしている一日市通りの旧千葉時計店。解体される古民家などの建物から使われなくなった木材などをリサイクルし、リフォームされたこの空間は、隊員たちと地域の人たちが交流できるようにと新しく設けられました。きのうのオープニングレセプションには、隊員をはじめ、隊員たちの活動をサポートしているネクストコモンズのスタッフ、市の関係者や地域の人などおよそ50人が集まりました。地元の事業者と連携し新しく事業を育てていこうと全国から起業家を募って始まった遠野ローカルベンチャー事業。この事業に取り組む地域おこし協力隊員は、現在9人です。隊員たちは、去年9月の着任以降、ビール、発酵、地域の可視化(かしか)、低コスト住宅、遠野デザイン、多世代交流、遠野の食の7つのプロジェクトに分かれてそれぞれが活動を進めています。そして、地域の人と隊員たちが交流し新たなチャレンジが期待されるこの施設で、来週から、遠野の旬の食材を生かした料理を提供するチャレンジショップが本格的にオープンとなります。隊員たちの活動をコーディネートするネクストコモンズの林篤志代表は、これからの展望を話しました。施設の1階に設置されたコモンズカフェ。料理を担当するのは、遠野で起業・定住を目指す料理人の藤田紘子さんです。藤田さんは、露地野菜が不足する冬の遠野食材などまずは、遠野の環境や食文化を学ぶため地域の人と交流しながらいろいろ学んでいるところということです。こうした新しいチャレンジも始まるなか、この施設が地域の人たちが集う学び舎として、隊員たちは、きのう、集まった一人一人と会話しながら交流を深めていました。施設の本格的なオープンは、来週の27日(金曜日)ということです。詳しくは、市まちづくり再生担当までお願いします。

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