2017年1月16日放送

遠野郷八幡宮 年越祭・どんと祭り

小正月の伝統行事遠野郷八幡宮の年越祭とどんと祭がきのう(15日・日曜日)行われました。「年越祭」は、遠野郷八幡宮の神様の年取りとされ、普段、本殿の奥に安置しているゴンゲンサマを年に一度遊ばせる行事です。神事のあと、八幡神楽がゴンゲン舞を披露しました。また、ゴンゲンサマに頭を噛んでもらうと災難や厄を払うことができると言われていることから、集まった人たちがことし1年の健康を願いながら1人ずつ頭を噛んでもらっていました。このあと、馬場では、「どんと祭」の神事が執り行われました。「どんと祭」は、門松やしめ縄、古神札などを焚きあげて送り火とし、正月共に過ごした年神様を送り出す行事です。宮司が火入れをすると、山積みの正月飾りなどが勢いよく燃え上がり、参拝者を温かく包んでいました。燃やした火は、どんと火と呼ばれ、その火で餅を焼いて食べたり身体を温めたりするとこの一年を無事に過ごせると言われています。参拝者たちは、どんと火で焼いた餅を食べたりゴンゲンサマに頭を噛んでもらったりしてことし一年の無病息災を願っていました。

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