2016年12月16日放送

年末年始地域安全運動

犯罪や交通事故の多発が予想される年末年始を迎えるにあたり、きのう(15日・木曜日)から全国一斉に年末年始地域安全運動が始まっています。年末年始地域安全運動にあわせて、遠野警察署では、きのう、犯罪抑止および事故の未然防止を図ることを目的とした年末年始特別警戒活動が始まり、出動式が行われました。出動式には、遠野警察署の署員と遠野地区少年警察ボランティア協会のメンバーおよそ30人が集まりました。この活動では、きのうから1月3日までの間、遠野警察署と遠野地区少年警察ボランティア協会が連携しながら市内の金融機関やコンビニなどを重点的に人員を増員して毎日パトロールを実施するということです。出動式では、遠野警察署の高橋明弘署長が訓示を述べたあと、遠野地区少年警察ボランティア協会の松田政雄会長があいさつしました。このあと、遠野警察官友の会の菊田隆会長から高橋署長に「年末年始も市民の安心安全のためによろしくお願いします」と激励品が贈られました。最後に出動申告が行われると、署員やボランティア協会の人たちは、さっそく市内のパトロールに出動しました。遠野警察署では、パトロールのほかにも、少年補導活動や正月三が日期間中の祭典警備など市民が平穏な新年を迎えられるよう防犯警戒活動に努めていくということです。また、このあと午後6時には、年末年始地域安全運動の出発式となりました。出発式には、市内各町・地区の防犯協会はじめ、市内の防犯関係団体からおよそ70人が出席しました。全国で一斉に始まった年末年始地域安全運動。岩手県が運動の重点として掲げているのは、「鍵かけの励行」「子どもと女性の犯罪被害防止」「特殊詐欺の被害防止」の3つです。遠野警察署によりますと、ことし岩手県内の特殊詐欺による被害は、11月末現在で被害額およそ1億8000万円となっていて、このうち遠野市内では、およそ30万円の被害が出ているということです。市内では、地域や団体ごとに防犯への意識を高めながら平穏な新年を迎えられるよう研修会を開いたり啓発用の幟旗やチラシなどで注意喚起を促す防犯活動が行われるということです。

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