2016年12月12日放送

一般国道340号立丸峠(小峠工区)開通式

岩手県が復興支援道路に位置づけている一般国道340号立丸峠の小峠工区がこのほど完了し、きのう(11日・日曜日)開通式が行われました。きのうの開通式には、本田市長や宮古市の山本正コ市長をはじめ、工事関係者などおよそ150人が出席しました。式では、本田市長と山本市長が祝辞を述べ、小峠工区が開通したことで三陸沿岸地域の復興と災害に強く信頼性が高い道路ネットワーク構築の第一歩を喜びました。今回開通した小峠工区は、2年前の8月に工事が着工し、全体事業費およそ85億円のうち、30億円ほどかけて整備されました。長さは、遠野・宮古間の一般国道340号立丸峠工区5.21kmのうち、宮古側の1.7kmを占めます。また、小峠工区の中に掘削し完成した立丸第2トンネルは、長さ920m・幅員7.5メートルの片側通行1車線となっています。工事関係者によりますと、この道路が整備されたことで、遠野・宮古間で距離およそ4km、時間で見ると6分近くの短縮効果が期待でき、さらに冬期間の交通環境が大幅に改善されるということです。なお、平成30年度の開通を目指す大峠工区は、トンネル開通にあと700m程度と迫り、早期開通に向けた事業が進められているということです。

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