2016年11月29日放送

重文千葉家の活用を考える茅刈り体験ワークショップ

現在改修工事中の千葉家住宅の修復に貢献したいと、重文千葉家の活用を考える会が先週金曜日(25日)茅刈体験ワークショップを開きました。この日は、重文千葉家の活用を考える会のメンバーや地域住民など市内外からおよそ30人が参加しました。初めに、重文千葉家の活用を考える会の副会長で、遠野かやぶき保存協会会長の照井文雄さんから茅の刈取り方について注意点などが説明されると参加者は真剣な眼差しで、話に耳を傾けていました。このあと、茅を刈り取るグループと苅取った茅を縛るために使用する「つなぎ」を作るグループに分かれて、作業がスタートしました。参加した人たちの中には、巧みな手さばきで鎌を振り次々と茅を刈取る人や「つなぎ」の結び方に悪戦苦闘する人の姿が見られました。作業開始から2時間が経過し、今度は、つなぎで束ねられた大量の茅を8本から10本程度互いに立てかけて乾燥させる「島立て」の作業が行われました。島立てされた茅は、このまま春先まで放置し、自然乾燥させるということです。なお、今回刈取られた茅は、千葉家住宅のかやぶき屋根に使用されるということです。

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