2016年11月23日放送

遠野市社会福祉大会

6回目となる遠野社会福祉大会がきょう(23日・水曜日)あえりあ遠野交流ホールで開催されました。この大会は遠野市の社会福祉の発展と向上のため長年にわたって地域福祉に尽くした人に感謝を表そうと2年に1回開かれています。きょうは、市内の福祉活動に携わる人などおよそ350人が出席しました。式典では初めに社会福祉活動に貢献した147個人と11団体に感謝状などが贈られました。この後、受賞者を代表して八重樫正昇さんが「この感激は生涯忘れられない。これを励みに一層努力していきたい」と謝辞を述べました。続いて西和賀町碧祥寺の住職太田宣承さんによる「看取り介護」についての講演が行われました。他にも太田さんは、特別養護老人ホームでの介護の経験を基に「同じ一カ月、生きるのであれば暗い気持ちではなく最後まで希望を持って生きてもらえるようにしたい」などと話していました。また、社会福祉大会と合わせてあえりあ遠野中ホールでは「MIRAIKAIGOEXPO2016」も開かれました。これは市内の介護・福祉の仕事に従事する若者で構成された遠野ケアイノベーション会議が体験を通じて介護を身近なものに感じてもらおうと開いたものです。会場にはハンディキャップの体験や介護食品の試食コーナーが設けられ、訪れた人は実際に器具に触れたり体験しながら介護の仕事への理解を深めていました。

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