2016年11月15日放送

行山流涌水鹿踊150周年記念式典

宮守町達曽部に伝承されている行山流湧水鹿踊の150周年記念式典と祝賀会が、今週日曜日(13日)に行われました。行山流湧水鹿踊は、身につけた太鼓を自ら打ちながら踊る達曽部の白石・湧水地区に伝わる市内で唯一の太鼓系しし踊りで、遠野遺産にも認定されています。奥州市江刺区梁川沢田の久田鹿踊の流れをうけ、150年前の慶応2年・1866年頃に初代中立の佐々木多郎氏が友人2人を誘って踊ったのが始まりと伝えられています。この日の記念式典では相伝式が行われ、およそ430年伝わる由来や踊りの内容などが書かれた巻物2巻と幕の「大肺」が、行山流久田鹿踊保存会から行山流湧水鹿踊保存会に受け継がれました。この受け継がれた巻物と大肺をもとにして、行山流湧水鹿踊保存会用に今後新しく作られるということです。このあと、久田・湧水鹿踊の共演が行われました。続いて開かれた祝賀会では、行山流湧水鹿踊保存会の佐々木成造会長と、行山流久田鹿踊保存会の今野昭三会長があいさつしました。乾杯のあと、集まった人たちはこれまでの映像を見ながら思い出を振り返り、これからも伝統を受け継いでいこうと気持ちを新たにした様子でした。

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