2016年11月15日放送

市内の工場で避難訓練

市内の民間企業の避難訓練と遠野消防署隊の火災防御訓練がきのう(14日・月曜日)実施されました。きょう(15日・火曜日)行われた保育園児たちによる防火パレードとあわせてお伝えします。今月9日からきょう・15日までは、秋季全国火災予防運動が実施されていますが、青笹町にあるSMC遠野工場では、この運動にあわせて避難訓練が行われました。工場内1階の作業場から出火したと想定した訓練には、従業員およそ400人が参加し、従業員たちは、火事を知らせる館内放送が流れると口にハンカチを当てるなどしながら屋外に避難していました。さらに、火災によりやけどを負ったと想定した従業員を救護班が屋外に避難させ、応急手当の訓練もしていました。きのうは、この訓練に合わせて遠野消防署隊の火災防御訓練も行われ、事業所の担当者から消防隊に、また、救護班から救急隊に情報の引き継ぎなどをしていました。避難訓練終了後、遠野消防署の菊池孝署長は「館内放送がよく聞こえない場所もあったが、避難誘導の人が大きな声で避難指示を出していたので訓練は良好だった」と講評していました。なお、遠野消防署によりますと、ことしに入ってからきのうまでに、市内では20件の火災が発生しており、去年1年間の16件をすでに超えていることから、火災予防に十分努めてほしいと呼びかけていました。また、きょうは(15日・火曜日)、上郷保育園の園児たちが防火パレードを行いました。園児たちは、保育園を出発すると「火の用心」と大きな声を出しながら地域の人たちに火災予防を呼びかけていました。

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