2016年11月8日放送

オレンジリボン・パープルリボン街頭キャンペーン

児童虐待防止や女性に対する暴力防止を呼びかける街頭活動がきのう(7日・月曜日)ショッピングセンターとぴあで行われました。このキャンペーンは、市民に児童虐待防止に関する理解を深めてもらおうと、花巻保健福祉環境センターが11月の児童虐待防止推進月間および11月12日から25日までの女性に対する暴力をなくすオレンジリボン運動の一環として行いました。オレンジリボン運動は、平成16年に栃木県で3歳と4歳の兄弟が父親の友人から暴行を受け、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件をきっかけに、全国で児童虐待防止を広く周知する運動として始まりました。岩手県によりますと、昨年度の児童相談所での児童虐待対応件数は全国で10万3260件、岩手県では昨年度589件で、ともに過去最多。また、DVの相談件数は、昨年度は全国で11万1630件、岩手県内では2378件あり、年々増加傾向にあるということです。きのうは、県や市の職員が、運動の象徴であるオレンジリボンが入ったポケットティッシュとリーフレットを配り「虐待は疑いでも通告義務があるので、迷わずすぐに市役所や児童相談所に電話してください」と市民に協力を呼びかけていました。なお、児童相談所の全国共通ダイヤルは、「189」=「いちはやく」となっていて、最寄りの児童相談所に繋がるということです。

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