2016年10月27日放送

検証チーム 市長に報告

先月立ち上がった東日本豪雨災害対応検証チームがきのう(26日・水曜日)、本田市長に検証結果を報告しました。遠野市は、ことし8月に発生した台風10号の災害対応についてさまざまな角度から検証し、今後の防災および減災対策に生かすため先月15日に検証チームを設置しました。市総務部の荻野優部長がチーフを務め、市職員や消防団長など17人がこれまで検証にあたってきました。きのう提出された報告書には、主に自助の視点での「備え」、主に共助の視点での「避難・地域力」、そして公助の視点での「初動対応・情報伝達」の3つを防災対策のキーワードとし、情報の伝達・適切な避難行動など災害に対する日ごろからの訓練・防災教育といった活動が防災対策の重要なポイントと示しています。また、今後の取り組みとして自主防災組織の育成と防災意識の高揚、適切な避難の実現に向けた取り組み、迅速な初動体制と情報伝達の確立の3つを提案しています。受け取った本田市長は「災害時は情報伝達が大事である。今回の検証結果を生かすためにもそれぞれの担当部署で形にし、仕組みとするようにしてほしい」と職員たちに指示していました。

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