2016年10月18日放送

ぱすぽる食育まつり

松崎町にある遠野市総合食育センター「ぱすぽる」で先週土曜日(15日)、食育まつりが開催されました。ぱすぽるは、市内小中学校の学校給食や高齢者の食生活支援、災害時の炊き出し対応などを行う多機能施設で、毎年この時期には、減塩などの食について考える機会として食育まつりが開かれています。オープニングでは、白岩児童館一輪車クラブの児童たちが演技を披露しまつりに華をそえたあと、ぱすぽるの多田博子所長が開会を宣言しました。このあと、会場に集まった人たちは、きょうも一日頑張れるようにと、運動で市民の健康づくりをサポートしている「かっぱの会」の「おらほのラジオ体操」でウォーミングアップをしました。会場では、第二次遠野市食育推進計画「とおのっこプラン」にちなみ、新鮮野菜の販売や遠野の郷土料理づくり体験など5つのブースが設けられました。このなかで、「のちの世代へ伝えよう遠野の食文化」をテーマにおく「の」のブースでは、昔懐かしい「かまど」を使って遠野の郷土料理「へそっこ団子」づくり体験が行われました。一方、「こころがけよう食を通じた健康づくりと災害への備え」がテーマの「こ」のブースでは、食事バランスガイドにあわせた食料備蓄などを紹介していました。また、脳卒中予防として、余分な塩分を排出し栄養を多く含む野菜の一日の摂取量を紹介したり、子どもたちに野菜に親しんでもらおうと野菜切り体験が実施されました。野菜切り体験には、緑峰高校保健委員会の生徒たちもサポートに加わり、多くの子どもたちが野菜切り体験を楽しんでいました。食育まつりには、市内外からおよそ250人が訪れ、食についての関心を高めていました。

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